必見!!犬を飼うことで『後悔する人』と『後悔しない人』の違い

犬に対する知識
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皆さんはペットの飼育放棄、特に犬の飼育放棄が年間どれほど行われているかご存じですが?
環境省が行った調査によると、下記の表のとおり、2021年4月1日~2022年3月31日までの間に、何らかの理由で全国の自治体で引き取られた犬の数は24,102匹にもなります。

※引用元:https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html

このうち何匹のワンちゃんが飼育放棄されてしまったのかはわかりませんが、安易に犬を飼育し始めたことで不幸になった飼い主様とワンちゃんが多数いらっしゃいます。
近年減ってきてはいるものの、現状、犬の飼育放棄数はまだまだ多いといえます。
そういった飼い主やワンちゃんを減らすためには現実と理想のギャップを理解しておくことが必要です。
そこで今回は「犬を飼って後悔したこと」を紹介し、これらのデメリットを差し引いても飼育する覚悟があるかどうかを、飼育検討層の方々に確認してもらいたいと思います。

これが無理なら飼うのは諦めましょう!犬を飼うデメリット一覧

犬は可愛い生き物です。
ペットショップで見かけると可愛くて、つい勢いで飼育を始めてしまう人がいますが、一度冷静になってください!
犬を飼うメリットとデメリットを理解しないままお迎えしてしまうと、後々悲しい結末を招きかねません!
下記に犬を飼うことで発生するデメリットを8つ解説しますので、これらを理解しても犬と暮らしたいかどうかを考えてください!

デメリット1:死別

犬も動物ですので、寿命がありますし、それだけでなく、病気や事故で無くなる可能性もあります。
犬がなくなってしまうことが耐えられない人には、おすすめできません。
2020年度の犬の平均寿命は14.1歳となっており、飼い主が高齢すぎる場合も犬よりも先に寿命が尽きてしまう可能性もありますので、お年を召している方にもお勧めすることができません。

引用元:https://www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_202212_2_4.pdf

デメリット2:しつけに根気が必要

犬にはトイレの場所やお留守番、散歩の仕方、遊んでいいもの悪いものなど、人間社会で生きていく上で必要なことを教えていく必要があります。
犬の知能は2~3歳程度といわれていますが、人間と一緒で言われたことをすぐできる子もいれば、覚えるのに時間がかかる子もいます。
「なんですぐにできないの?」「何度言ったらわかるの?」というようにすぐにイライラしてしまう人や、根気強く、かつ、優しく教えられない人には犬の飼育は向いていないかもしれません。

デメリット3:部屋の片づけが必須

犬はいろんなものに興味を持ちます。
特に子犬のときはなんでも口に入れ、噛んでみてどういう物なのかを確かめます。
そのタイミングでお腹が空いていたらそれをそのまま食べてしまうこともよくあります。
アニコムホールディングスの資料によると年間約20万件もの誤飲事故が発生しているとのことです。(引用元:https://www.anicom-page.com/hakusho/journal/pdf/120206.pdf)

常に犬の動向を見ていられる方は少ないので、できるだけ犬の興味の対象になりそうなものを片付けておく必要があります。
つまり、定期的に部屋を整理整頓して清潔に保てる人でなければ、誤飲事故につながる恐れがあります。

デメリット4:物が壊される(汚される)

デメリット3にも通じるものがありますが、基本的には犬は物を噛んだり壊したりするのが好きな生き物です。
与えたおもちゃならまだしも、机の脚や櫛、ティッシュなど、噛みやすいものは特に標的にされやすいです。
「お留守番から帰ってくると、部屋のものが荒らされてぐちゃぐちゃになっていた、、、」なんて話はよくあります。

子犬の頃は歯がかゆかったこともあってか筆者の家のちゃぶ台もご覧の通りボロボロにされました。

部屋の整理が苦手な方や、壊されたことに対して腹を立てて過剰に叱ってしまう人などは犬の飼育に向いていないかもしれません。

デメリット5:定期的な散歩が必要

上記のように物を壊してしまう子や誤飲しがちな子は、「暇でやることがない」「ストレスが溜まっている」などの理由から、噛んだり飲んだりしてしまうことが多いです。
ストレスをためさせないためには、定期的に楽しませる(疲れさせる)ことが必要です。
特に散歩などでストレスを発散させてあげる必要があります。
定期的に散歩させることで運動不足を解消できたり、散歩中にいろんな場所のにおいをかぐことでストレス解消できたり、ほかの犬とコミュニケーションを取ることで社会化することができます。
上記を加味すると、散歩が億劫な人や散歩をする時間が確保できない人には犬を飼うことはできないと考えられます。

デメリット6:長時間家を空けられない

犬はウンチもおしっこもしますし、ごはんもお水の準備も必要になります。
そして何より、犬の世界には基本的にご主人様しかいないのです。
そのため、一日中家を空けてしまうと犬の生活は成り立たないうえに、精神衛生上も良くありません。
犬を飼うことで旅行やイベントなどで長時間家を空けることは基本的にできなくなります。
旅行好きな方や自分の遊ぶ時間、仕事の時間を優先しなければならない人は犬を飼わない方が、両者のためになると言えます。

デメリット7:お金がかかる

犬を飼育していくためにかかるお金も非常に大きな問題となります。
一般社団法人ペットフード協会が発表した「令和2年(2020年)全国犬猫飼育実態調査」では、1匹の犬を飼育するのに障害かかる費用は約200万円だと言われています。
引用元:https://petfood.or.jp/data/chart2020/4.pdf

購入費、エサ、ペット用品、病院代、保険代など様々な準備が必要となり、それを維持していくためにもそれなりのコストがかかることをご理解ください。
もし、お金がないギリギリの状態で飼おうとしている方がいらっしゃった場合には、一度冷静になって事前にどれくらいのお金が必要になるか、自分にその余裕があるのかを今一度確認してください。
そのままの状態で飼ってしまった場合、数年後には面倒が見切れない、、、なんてことにもなりかねません。

犬を飼って後悔しないためには?

ここまで犬を飼って後悔する人の特徴は以下の通りです。

  • 犬に対するあこがれが強い人
  • 飽き性な人
  • 自分の身の回りのこともできていない人
  • めんどくさがりな人
  • お金がない人
  • デメリットが耐えられない人

これらの特徴に該当する人は悲惨な結果になる可能性があるためワンちゃんを迎え入れることはお勧めしません。
では、どうすれば後悔せずに済むのでしょうか?
個人的には犬に対するイメージと実際のイメージとのギャップを埋めることが必要であると考えています。
これらのギャップを埋めるためには犬を飼っている人にお話を聞くことが一番説得力があり、納得がいきやすいかと思います。

周囲に犬を飼育している方がいない場合には、犬カフェなどで犬を育てる上で大変なことや飼う前と後でできなくなったことなどを具体的に聞くことをオススメします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
犬を飼うことを迷っている人も、悩んでいる人も上記1~7のデメリットについてよく確認し、
それでも飼いたい気持ちがある場合には、責任をもってワンちゃんをお迎えしていただければ幸いです。
また、1~7のデメリットは見方を変えればメリットになる項目もありますので、そちらについてはまた別の記事にて解説したいと思います。
わんこと飼い主がともに幸せになれますように。

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