皆様はわんちゃんを連れて旅行に行かれたことがあるでしょうか?
わんちゃんと一緒に旅行するにあたり、新幹線で遠方に行ってみたいという方も多くいらっしゃることかと思います。
特に遠方への旅行であれば新幹線の利用を考える方が多いかと思います。
新幹線に犬を連れて乗りたいけれど、ケージに長時間入れっぱなしにするのはかわいそうだからと、
スリングに入れたままや抱っこしたまま乗車を考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そう考えた方は少々お待ちください!!
そもそも新幹線に犬を抱っこして乗車することはできるのでしょうか?
今回は上記の疑問と新幹線に犬を連れて乗車するときのルールを含めて解説して参ります!
新幹線に犬を抱っこして乗車することはできない
結論から申し上げますと、新幹線に犬を抱っこして乗車することはできません。
そもそも新幹線には犬を乗せる際のルールが決まっています。
新幹線はそれぞれJR東日本とJR西日本で犬を乗せる際の注意事項が公式サイトに記載されているのでそちらを参考にしてまとめますと下記のようになります。
・JR東日本:https://jreastfaq.jreast.co.jp/faq/show/1086?site_domain=default
- ペットを持ち込む際、動物専用のケースが必要であり、その寸法は「タテ・ヨコ・高さの合計が120cm以内」で、重量は「ケースと合わせた重量が10㎏以内」である必要がある。なお、タテ・ヨコ・高さの合計が160センチ超250センチ以内の荷物(特大荷物)を車内に持ち込む場合は、「特大荷物スペース」または「特大荷物コーナー」とセットで発売する座席(「特大荷物スペースつき座席」または「特大荷物コーナーつき座席」)の予約が必要。
- 手回り品きっぷ(290円)を購入する必要があり、改札口でケースを見せることが求められる。
- ペットカート(ペットバギー)は、そのままでは利用できないが、カートとケースを分離し、ケースが規定範囲内であれば持ち込むことができる。分離したカートは折り畳んで一般の手荷物と同じ条件で持ち込める。
- 乗車中は周囲の乗客に配慮し、小動物をケースから出さないようにする必要がある。
- ドッグスリングは全身が入っていても利用できず、ペットカートも含めた寸法が有料手回り品の制限を超えるため、通常の利用はできない。ただし、ケースとカートを分離する場合は除外される。
・JR西日本:https://faq.jr-odekake.net/faq_detail.html?id=4718&page=1&_ga=2.12819827.517377555.1704371868-263465113.1704371868&_gl=11q0y89h_gaMjYzNDY1MTEzLjE3MDQzNzE4Njg._ga_1EX2KJB2NH*MTcwNDM3MzkxNy4yLjEuMTcwNDM3Mzk2OS44LjAuMA..
上記の通り規定内の寸法のケースに入れておく必要があり、ドッグスリングなどの利用は禁止されており、ペットカートでの持込についても制限されています。
わんちゃんと周りの乗客の方の双方を守るためのルールとなっていますので、しっかりと理解して遵守するようにしましょう!
2. 新幹線旅行前に押さえておきたい準備
新幹線に乗る前には、いくつかの準備が必要です。事前にしっかりと計画を立て、愛犬と快適な旅を実現しましょう。
2.1. キャリーバッグ選びのポイント
まず、愛犬を安全かつ快適に運ぶために、適切なキャリーバッグを選ぶことが大切です。
キャリーバッグは、愛犬がストレスを感じずに過ごせるものを選びましょう。クッション性があり、通気性の良いものがおすすめです。
また、サイズは愛犬が立ち上がっても窮屈にならない程度、かつ、伏せることが可能な広さとを確保しつつ、新幹線の規定に合ったものを選びます。
2.2. トイレや食事の準備
新幹線の車内でトイレをさせることはできないため、乗車前にトイレを済ませることが重要です。
さらに、乗車時間が長い場合でも、水分補給や軽食のタイミングを工夫する必要があります。ただし、食事は乗車前に済ませ、車内ではあまり与えない方が無難です。長時間の移動に備えて、携帯用の給水器やペットシートを準備しておきましょう。
2.3. 愛犬のリラックス対策
新幹線内は、犬にとっては慣れない環境です。そのため、犬がリラックスできるような工夫が必要です。慣れ親しんだおもちゃやブランケットをキャリーバッグに入れておくと、愛犬が安心しやすくなります。また、事前にキャリーバッグで家の中を移動するなどして、新幹線の環境に似たシチュエーションに慣れさせておくのも効果的です。
3. 愛犬を抱っこする際の注意点とコツ
新幹線での移動中、ペットを抱っこすることはできないとはいえ、キャリーバッグに入れた状態で膝の上に置くことが可能です。この際に注意しておくべきポイントと、愛犬が落ち着くためのコツをいくつか紹介します。
3.1. 膝の上に置く際のポイント
キャリーバッグを膝の上に置く場合、できるだけ安定した状態で愛犬が過ごせるようにしましょう。バッグの中に滑り止めのマットやタオルを敷くと、揺れや振動を軽減できます。また、バッグのファスナーはしっかり閉め、犬が飛び出してしまう危険を防ぎます。
3.2. 犬が不安を感じた場合の対処法
新幹線の車内では音や振動、周りの人々の声など、犬にとってストレスを感じやすい要素が多くあります。犬が不安を感じている場合、静かに声をかけて安心させることが重要です。飼い主が落ち着いていると、愛犬も安心しやすくなります。また、キャリーバッグの中でおもちゃを噛ませたり、タオルで包んであげることで犬がリラックスできる環境を整えることが大切です。
3.3. 移動中の休憩と適度なケア
長時間の移動の場合、休憩が必要です。新幹線の停車駅では、少しの時間でもリフレッシュさせることができます。バッグを開けて犬を抱っこして外気を感じさせたり、駅の近くでトイレ休憩を取るなど、適度なケアが必要です。
4. 犬と新幹線の旅を快適にするコツ
愛犬と新幹線の旅を楽しいものにするために、いくつかの実践的なコツを紹介します。
4.1. 静かに過ごすためのトレーニング
新幹線では、他の乗客との共存が求められます。そのため、愛犬が静かに過ごせるようなトレーニングを事前に行いましょう。家の中や車内でバッグに慣れさせ、周囲の音や環境に敏感に反応しないようにしておくと、新幹線での移動もスムーズになります。
4.2. 早朝や深夜の便を選ぶ
混雑を避けるために、早朝や深夜の便を選ぶと良いでしょう。人が少ない時間帯に移動することで、犬もリラックスしやすく、飼い主自身も落ち着いて旅を楽しむことができます。
4.3. 車両選びも重要
新幹線の中には、ペット同伴可能な特定の座席が設けられていることがあります。事前に予約して、周りの乗客に迷惑をかけずに安心して旅行ができる環境を確保しましょう。車両選びも愛犬の快適さに大きく影響します。
5. 新幹線旅の注意事項
最後に、新幹線での愛犬との旅における重要な注意事項をいくつか挙げます。
5.1. 他の乗客への配慮
新幹線の車内では、他の乗客も快適に過ごせるよう配慮することが重要です。愛犬が騒いだり、吠えたりしないように事前にしっかりと準備し、もし不安を感じる場面があれば早めに対処することが求められます。
5.2. トラブル回避のための備え
何か問題が発生した場合に備えて、動物病院の連絡先や最寄りのペットショップなど、緊急時の連絡先をメモしておくと安心です。また、念のためペットの保険証やワクチン接種の証明書を持参すると、トラブル発生時にもスムーズに対応できます。
5.3. 自然災害や緊急時の対応
新幹線が遅延したり、急な停車を余儀なくされた場合、愛犬が長時間バッグ内で過ごすことを強いられることがあります。このような状況に備え、水や軽食、予備のトイレシートを準備し、できるだけリラックスした環境を維持しましょう。
まとめ
愛犬との新幹線旅行は、適切な準備と配慮があれば、非常に楽しい体験になります。キャリーバッグの選び方や抱っこの際の注意点、そして新幹線内でのマナーをしっかり守りつつ、愛犬と一緒に快適な旅を楽しんでください。事前にしっかりとした準備をしておけば、ストレスの少ない素晴らしい旅を実現することができるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回の記事をまとめると以下のようになります。
- 新幹線に犬を抱っこして乗車することはできない
- 新幹線に犬を乗車させるには大きさと重さの制限をクリアしたキャリーが必要となる
- わんちゃんが露出できないカバーのついたキャリーでなければならない
- その他にも制限がある場合は遵守する必要がある
皆さんも新幹線に愛犬と一緒に乗車される際には上記のルールに注意しつつ、他の客様とワンちゃんが快適に過ごせるように注意するようにしましょう!
飼い主様もわんちゃんも幸せになれますように。
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