犬に靴はかわいそう!?靴を履かせるデメリットとメリット

犬が靴を履いている画像 犬関連グッズ
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皆さんはご自身のワンちゃんに靴を履かせたいと思ったことはあるでしょうか?
そもそもワンちゃんに靴が必要なのか、履かせることでデメリットはないのか、履かせるメリットはあるのかなど犬に靴を履かせることに対してわからないことがたくさんあるかと思います。

そこで今回は「犬に靴を履かせるデメリットとメリット」について解説していきたいと思います。

ワンちゃんに靴が必要なのか

冒頭でも触れましたが、そもそもワンちゃんに靴が必要なのかと疑問に思う方も多いのではないでしょうか?
その疑問対する回答としては「必要」と言えます。
と言いますのも、ワンちゃんは人間でいうところの常に裸足の状態であり、裸足のままでは不都合が生じる場合があるからです。
では、どのような時に不都合があるのでしょうか?

一番不都合が生じるタイミングは災害時です。

小型犬や子犬の場合は抱っこして避難ことができるので履かせなくても問題ないかもしれません。
しかし、どうしても抱っこできない状況の場合や中型犬以上の場合には犬にも歩いてもらわないといけないタイミングが必ずやってきます。

そういった緊急時に靴を履いていないとガラスの破片などで足を怪我する可能性が非常に高いです。
愛犬の足を守る意味でも日ごろから靴を履くことに慣れておく必要があります。

そうはいってもそもそも裸足で生活している犬に靴が及ぼす悪影響はないのかと考える方もいらっしゃるかとは思います。

そこで次は靴を履かせることで発生するデメリットをご紹介します。

犬に靴を履かせるデメリット

犬に靴を履かせるデメリットとしては以下の通りとなります。

  • 無理矢理履かせるとストレスになる
  • サイズが合っていない靴を履かせることで足をひねるなどのけがをする場合がある
  • 爪が長いまま履かせることで爪が割れてしまう可能性がある(靴の破損も同様)
  • 発汗しにくくなる可能性がある
  • 足が蒸れてしまい肌荒れする可能性がある

しかし、ほとんどのデメリットは以下の通りに回避することができます。

  • 後ろ足だけor前足だけ、短時間など限定して履かせることで慣れさせる
  • トリーツ(おやつ)などを利用して慣れさせる
  • ショップなどの店員と相談しながら適切なサイズの靴を選ぶ
  • 爪を切る
  • 長時間の靴の使用は避ける
  • 蒸れにくい靴を選択する
  • こまめに足を拭いてあげるなど清潔に保つ

靴を履かせる際にはできるだけ時間をかけてゆっくり慣らしていくことをオススメします。
また、初めて靴を購入する際には絶対にワンちゃんと一緒に店舗に赴き、適切なサイズの靴を店員さんと一緒に探してください。
試着時のワンちゃんのリアクション次第では靴を履くことを断念せざるを得ない場合もあり、折角購入した靴が無駄になってし舞う可能性もございます。
靴とワンちゃんの相性を見極めるためにも必ず試着するようにしましょう。

犬に靴を履かせるメリット

では、靴を履かせることでワンちゃんにはどのようなメリットがあるのでしょうか?
下記の通りにまとめておりますので、ぜひ確認してみてください。

  • ワンちゃんの足を怪我から守る
  • ワンちゃんの足を汚さずに済む
  • おしゃれでかわいい

災害時にはガラスの破片、日常生活では地面に落ちているとげや尖った石などを踏んでしまうことがございます。
靴を履くことでそういった怪我からわんちゃんの足を守ることができます。
さらには地面を踏みしめることでカサカサになったり固くなりがちな肉球を保護することにも役立ちます。

また、夏の熱いアスファルトやマンホール、冬の冷たい地面や雪などから足の裏を守ることができます(そもそも散歩に適さない条件下での外出は控えてほしいところですが...)。

その他にも防水仕様の靴であれば雨の日でも足を汚さずに済みますし、足を拭く工程を省けるため、時短にもなります。

個人的には人間と同様におしゃれな靴を履かせたりできるため、ファッション要素として楽しめるのもメリットの一つだとは思います(こちらの意見はあくまで飼い主目線となります)。

靴の種類

では、実際にどんな靴があるのかを確認していきましょう。
初めて靴を履くワンちゃん向けには下記2種類がおすすめです。

1.足袋タイプ

足袋タイプはテープでしっかりと固定できる靴で初心者でも履かせやすく、脱がせやすいのが特徴です。
更に脱にくく、柔軟な素材でできているので足の保護がしっかりとしているうえに慣らしやすいのもポイントです。
靴底には滑り止めもついているため、室内、屋外問わず滑って転倒する心配はございません。
ただし、サイズが豊富にあるのですが、3kg未満のワンちゃんだとXSでも大きい場合があるので、注意が必要です。
また、こちらの靴は2足入りで販売されているため、4足そろえるには2セット購入する必要があります。
超小型犬などのワンちゃんには次にご紹介するシリコンブーツタイプの方がフィットして良いかもしれません。

2.シリコンブーツタイプ

こちらの靴はその名の通りシリコン素材でできており、伸縮性に富んでいるためしっかりと足にフィットするように作られています。
また、足のサイズが小さい子でもフィットするサイズが用意されているのでサイズが合わないことで発生する捻挫などの怪我の心配もありません。
シリコンではあるものの、靴横に通気孔があるため蒸れにくくなっています。
更に、靴の内側にはスクワランオイルが配合されているため、肉球の保護や保湿を促してくれる設計となっています。

しかし、しっかりとフィットするタイプですので、ワンちゃんによっては足袋タイプよりも苦手な子が多いかもしれません。
また、しっかりと靴を広げて履かせる必要があるため、初心者の方の中には、着脱自体が難しく感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

サイズがあれば足袋タイプ、なければブーツタイプを選ぶことをオススメします。

靴の履かせ方

では実際の履かせ方の手順を説明して参ります。
詳細な手順は商品のパッケージにも封入されておりますので、気になる方はそちらもしっかりとご確認ください。

足袋タイプの場合

1.3か所留められているマジックテープをすべてはがし、靴を広げた状態にする。

2.ワンちゃんのつま先を靴の先までしっかりと入れ、①を1周回してしっかりと固定する。

3.②を1周回してしっかりと留める。この時しっかりと引っ張ってずれないようにする。

4.足の裏側で③をしっかりと留める。これにより、靴底がずれることを防止することができます。

両足で履いた状態がこちらになります。

シリコンブーツタイプの場合

シリコンブーツタイプは伸縮性が高いため、靴の入り口を大きく開けることが可能です。

1.図のように両手の親指を靴の中に入れ左右にゆっくり広げていきます。
この時できるだけ靴の奥まで広げるようにしてください。

上から見るとこのような形になります。

2.靴の入り口を広げたままの状態で靴の先が足の先にはまるように、靴を足にかぶせていきます。
この時毛が絡まらないように注意しながらかぶせてあげましょう。
毛が長すぎて絡まるようでしたら一旦毛を短く切ってから改めて履かせるようにしましょう

3.あとは嫌がっていないか注意しつつ、ゆっくり靴の入り口をあげていき、伸びきったらゆっくりと靴の入り口から手を抜いていきます。
この時もゴムパッチンのようにならないように気を付けてくださいね。

両足で履いた状態はこちらになります。

慣らし方

ワンちゃんにとって靴を履いている状態は非常に違和感があります。
そのため、その違和感に慣れてもらう必要があります。

慣らし方としては、まず後ろ足だけ履かせることをオススメしています。
なぜかというと前足を触られることを嫌がるわんちゃんが多いからです。

そのため、まずは後ろ足だけ靴を履かせ、その状態で歩かせてください。
飼い主の後をついてきてくれる子であれば、飼い主さんが先導し、ワンちゃんをついてこさせてください。

もしそれができない子であれば、おやつやおもちゃなどの好きなもので誘導します。
この時、靴を履いている状態で歩けていたらワンちゃんにわかりやすく褒めてあげてください。
その後、飼い主さんの元へ辿り着いたらおやつをあげてさらに褒めてください。

そして、移動して上記を繰り返してください。

また、ここで重要なポイントとしては、「歩く→褒める→飼い主さんの元へ辿り着く→褒める→おやつ」の手順を靴に意識がいかないように短い距離から徐々に行うことです。

靴に意識がいってしまうと、靴を脱がそうと噛んだり引っ張ったりしてしまい、わんちゃん自体にストレスがたまり、嫌な経験になってしまうからです。

なるべくおやつやおもちゃなど興味のあるもので常に気を引きながら誘導することを意識してください。

ちなみにこちらの画像のように最初の方はかなり嫌がります。
ぎこちない歩き方をしますが、しっかりと誘導しながら歩かせてください。
うちの2匹はだいたい手順を5回くらい繰り返すと普通の歩き方になりました。

おやつをあげる際にはお座りをさせておくと靴を気にしにくくなるのでお勧めです。

オススメの靴

実際に筆者の愛犬に履かせている靴のうちの一つで「パウテクト」といいます。
冒頭でも説明しましたが、あたらめて簡単に説明しますと、サイズとしては3kg以下の超小型犬から大型犬でも履けるサイズがあるのでおすすめです。
また、靴底には滑り止めがついているため滑りりにくく、シリコンブーツタイプには珍しく通気孔がついているため、蒸れにくい設計となっています。
さらにスクワランオイルが配合されているため、ワンちゃんの肉球を保護する役目も果たしてくれます。
個人的には超小型犬にはぴったりサイズの靴があまりないため、サイズが合わないことによる怪我などのトラブルが起こりにくく気に入っています。

続いてもうちで愛用している犬用のシューズで「INUTABI」といいます。
こちらの靴の一番のポイントは初心者でも非常に簡単に履かせることができるところです。
また、外れにくくズレにくい足袋のような設計になっています。
靴底の滑り止めもしっかりしているので滑る心配もありません。

サイズは超小型犬だと少々フィットしにくいので、小型犬のサイズからゴールデンレトリバーくらいの大型犬までは使用することができます。

なお、いぬたびのレビューを確認すると脱げやすくて使えないなどの意見が見られますが、おそらく試着でワンちゃんとのフィット感を確かめないで購入したことが原因だと考えています。
こちらも上記で説明しましたが、ワンちゃんの靴を初めて購入される方やまだ成長途中のワンちゃんを飼われている方は必ず店頭で試着することをオススメします。
人間でも同じだと思いますが、だいたいのサイズ感で試着せずに買うと足の甲の高さや横幅が合わなかったなど履いてみないとわからないことがたくさんあります。
また、店員さん(プロの方)にも意見を聞けます。

犬のイベントなどで出店している時はだいたい通常価格より安くなっているのでこちらもおすすめです(うちはイベントで試着して購入までしました)。

まとめ

いかがだったでしょうか?

犬の靴の必要性、デメリットとメリット、初心者向けの靴の種類、そしてその履き方と慣らし方、具体的なおすすめの靴を紹介してまいりました。

夏本番や災害時、ワンちゃんの足を守らなければいけないタイミングなどで履かせられるようにしておくことが重要だと考えております。

皆さんも靴の必要性を今一度考えたうえでワンちゃんを怪我から守れるようにしておきましょう。

飼い主様とワンちゃんの両方が幸せになれますように。

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