皆様は愛玩動物飼養管理士という資格をご存じでしょうか?
愛玩動物飼養管理士とは簡単にまとめると公益財団法人日本愛玩動物協会より以下のように認められた人を指します。
- ペットを飼っていくうえで正しい管理方法を普及する人
- 普及するために必要な知識と技術を協会から決められた学習方法で学んだ人
- 試験に合格し、協会から登録を受けた人
上記を満たす人のことを愛玩動物飼養管理士と呼びます。
また、愛玩動物飼養管理士の資格には1級と2級が存在し、1級になるには2級を合格していなければなりません。
しかし、「一発合格で資格を取りたいが、どう勉強すれば効率がいいのかわからない。」、「何から手を付ければいいかわからない。」という方が多くいらっしゃいます。
そこで今回は実際に私が2級に合格するために行った勉強方法をお伝えいたします!
受験を考えていらっしゃる方はぜひ本記事を参考にして勉強してみてください!
ロードマップ
いつまでにどんなことをしなければならないのかを明確にするために、まずは資料が手元に届いてから試験当日までの流れをロードマップにして確認しやすくしたいと思います。
ロードマップに記した通り、愛玩動物飼養管理士2級に合格するために必要なプロセスは下記の4つあると私は考えています。
- 準備期間(携帯orタブレット端末に資料を保存)
- 必須項目の受講と提出期間(スクーリング受講と課題提出)
- 課題の復習(教材との突き合わせ)
- 課題の復習(解答集との突き合わせ)
では、一つずつ確認していきましょう!
準備期間(携帯orタブレット端末に資料を保存)
まず、教材は下記のような冊子が届きます。
試験当日まで大体6ヶ月から8ヶ月程度の期間があるのであまり最初から頑張りすぎると続かなくなってしまう上に記憶も長続きしません。
また、出題範囲が広く、教材も大きくて分厚いため、資料全てを読んで頭に入れておくことは現実的ではないと思います。
そのため資料が届いた直後はいつでもどこでも気が向いた時に見直せる環境を作っておくことが重要だと考えています。
筆者の場合、タブレット端末(iPad)に本をPDF化するアプリ(Adobe Scan)をダウンロードし、資料も全てをPDF化して好きなタイミングで見返せるようにしました。
iPhoneとも共有できるのでネット環境さえあればどこでも確認できて非常に便利です。
無料で使用できますが、無料版だと最大25ページしか一括で保存できないので細かく分けて保存する必要があります。
また、地道に撮影していく必要があるのでなかなか根気がいる作業となります。
しかし、試験当日にも重い本を持ち歩かなくてすみますし、やる気がある時にパッと見直せるので非常にオススメです。
必須項目の受講と提出期間(スクーリング受講と課題提出)
続いてはスクーリングの受講期間と課題提出までの期間にやることを解説します。
2回目の資料が到着したタイミングでスクーリングの受講期間を選択して返送する必要があります。
期間は大体2週間程度となりますが、この期間内にオンラインで講義を受講しなければ試験に参加することができません。
スクーリング専用の冊子を参照しながら試験に出そうな部分をまとめて教えてくれるので飛ばさず、しっかりと理解できるまで確認しましょう。
こちらについては専用のマイページで受講履歴が更新されていくので決められた期間内に全て受講してください。
また、実際の試験と同様の形式で課題を解いていき、回答結果をマークシートに記入して提出する必要もあるのでこちらも忘れずに提出するようにしてください。
なお、提出した課題はご自身の回答結果と合格率の判定結果と共に後日郵送されてきます。
現時点でのご自身の実力を確認するためにも教材を確認しながら課題を解くことはお勧めしません。
補足として課題問題集は愛玩動物飼養管理士1級と2級どちらも同じ冊子の中にあるので注意してください。
2級の問題は冊子の後半から始まります。
課題の復習(教材との突き合わせ)
提出した課題の結果が返ってくるまでの間は一度でいいので教材と課題問題を見比べながら改めて問題を解き直してください。
答えがわかっている問題でも本当に自分の回答に誤りがないかの確認にもなりますので、必ず全ての問題を一通り見直してください。
ポイントとしては回答の4つの選択肢のうち、どこが間違っているからその選択肢は誤りなのかを意識して確認してください。
そうすることで問題の選択肢が少し変わっても正解を選べるようになります。
ただ正解だけを見直しても意味はありませんのでご注意ください。
課題の復習(解答集との突き合わせ)
課題の結果と解答集が返ってきたら、ここからが山場です。
繰り返し何度も問題を解き、採点し、間違った問題を復習してください。
どれくらいの回数問題を解き直せばいいかというと、「全問正解するまで」ではなく、全ての選択肢の正解の理由と誤りの理由を覚えるまでです。
もう少し具体的に解説すると、正解の選択肢の内容だけを覚えても同じ問題として出題されなければ解けなくなってしまうので、解答集の解説にある誤った回答の中で、どこが誤りだから不正解のだったのか、どこの部分がどのような内容であれば正解だったかまでを頭にしっかりと叩き込んでください。
そうすることで出題形式が若干変わったとしても応用が効くようになります。
解答集が手元に届いてから試験当日までが本当に勝負の期間ですので上記が完璧にできるようになるまでしっかりと復習し続けてください。
補足
試験当日は会場に早めに入り、気になる部分を復讐するなどご自身が落ち着いて試験に臨めるようにスキャンした教材や課題、解答集などをしっかりと見直して心を落ち着けてください。
一番最初の準備期間に行ったPDF化は試験当日にも非常に役立ちますのでぜひ行ってくださいね!
あとは意外と試験の時間は短く、問題数は多いので悩まないで回答できるものから先に解き進めていき、時間が余っていれば後でゆっくり答えを考えるようにしましょう。
その際無記入にしていると順番がズレる可能性もありますので、とりあえずどれかに記入だけしておいて、後で見返せるように問題集に丸印だけつけておくようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
準備から試験当日までの勉強方法をしっかりと解説させていただきました。
筆者は本記事の方法で試験は一発合格できたので、ぜひ読者の皆様も騙されたと思って実践してみてください。
また試験だけのための勉強ではなく、愛犬に還元できる知識を手に入れるつもりで勉強に臨むといいかと思います。
なお、合格すると証書とバッチが届きます。こちらが愛玩動物飼養管理士となった証となりますので、大切に保管しておきましょう。
こちらの方法で何度も勉強すれば一発合格も夢ではありません。
ぜひがんばってみてください!
飼い主様もわんちゃんも幸せになりますように。
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