ワンちゃんと一緒に移動する際、長時間抱っこしていると腕がつらくて苦労した経験が誰しもにあるかと思います。
そんな時に便利なのがスリングですよね？
スリングがあれば腕のつらさを軽減できて、楽にわんちゃんと一緒に移動することができます。
ただし、犬がスリングに大人しく入ってくれさえすれば．．．。
そうです、実際のところ様々な理由からスリングを嫌がるわんちゃんは多数いらっしゃいます。
そこで今回はどうしても長時間の抱っこではつらい飼い主様も、スリングを嫌がるわんちゃんもどちらも救うことができる代替案として「ヒップシート」という選択肢があることをお伝えしたいと思います。
そもそもわんちゃんがスリングを嫌がる理由とは？
そもそもなぜスリングを嫌がるわんちゃんがいるのかを簡単にまとめさせていただきます。
ざっと理由をあげると以下のようになるかと思います。
- 足場が不安定で怖いと感じてしまっている
- 窮屈であるため不快に感じてしまう
- 態勢がつらく腰や足が痛い
上記の理由からスリングが嫌いであったり長時間スリングの中でじっとしていることを嫌がるわんちゃんが多くいます。
ヒップシートとはどんなもの？
聞き慣れない方もいらっしゃるかもしれませんがヒップシートとは腰に巻くウエストポーチに台座がついているもののことを指します。
子供を抱っこする時の補助器具としてメジャーですが、犬用の商品も存在します。
ヒップシートを使うメリットとデメリット
ヒップシートを使うことで下記のようなメリットがあります。
- 抱っこ時のように腕が疲れない
- スリングのように肩が凝らない
- 台座が安定しているため犬が安心できる
- 正しい付け方をすれば長時間でも腰が痛くならない
- 散歩グッズなど小物が収納できる
- 犬を包み込むカバーがついているため落下を防止できる
逆にデメリットとしては以下の通りになります。
- 犬用のものの種類が少ない
- 価格が高価
- 慣れないと上手に乗れない子もいる
私が使用した感想として、基本的にヒップシートの使用に関しては大きなデメリットは存在せず、逆にメリットの方が多いかと感じました。
ヒップシートの使い方と詳細
まずは私が購入したヒップシートはこちらの「THE GREEDY DOG」です。
わんこのイベントで出店していたお店で購入したのですが、定価よりお得に買ました。
下記の図のようにちょっとした抱っこをしなければならない際などに非常に便利です。
また、お散歩時に便利な下記の機能が多数ついており、お散歩バッグなしでも必要なものが全て収納できるため、我が家ではかなり重宝しています。
- ペットボトル（おしっこを流すお水）を収納可能
- カラビナをかけられるリングが両サイドについているため、折りたたみのお皿などを引っかけられる（我が家では伸び縮するリールと組み合わせています。）
- 足置き場（蓋を開けると大きな収納スペースがあり、ウンチ袋やおやつ、ウエットティッシュなども収納できる。我が家では小さいフリスビーも入れています。
＜ペットボトルを収納した際のヒップシート＞
＜Dカンに伸縮リールを取り付けて折り畳みのお皿を取り付けた際の画像＞
＜収納スペースにウエットティッシュ、ウンチ袋、フリスビーを収納している際の画像＞
使い方といたしましてはいたってシンプルです。
まず下記の図のように腰より上（おへそくらい）の位置にヒップシートが重なるようにセットします。
次に、商品の留め具を差し込んでおへそ周りに固定します。
留め具を留めたら、余ったひもを引っ張り、腰にフィットした状態にします。
ここをしっかりと絞っておくことで安定し、長時間でも耐えられるようになっています。
装着後は下図のようになります。
ヒップシートの台座部分がかなり斜めになっているように見えますが、こちらで正解となります。
斜めになっていることでワンちゃんが乗った際にうまくお腹周りに重心が分散されるようになっています。
実際にわんちゃんが乗るとこんな感じになります。
不安定に見えるかもしれませんが、わんちゃんは体を人に寄りかからせて乗っている状態になりますので、意外と安定しています。
また、この時は立った状態でしたがお座りをさせるとより安定した状態になります。
それでも落下が不安である人には補助具として包み込むパーツが内蔵されているので、そちらを使用することをオススメします。
ポーチ前面に収納されているので、それを引っ張り出し、首からかけることでワンちゃんをホールドすることができます。
また、アジャスターがついており、わんちゃんの大きさに合わせて長さを調節することでよりしっかりと包み込むことができます。
使用時の注意点
使用する際は以下のことに気を付けて使用してください。
- 怖がる子もいるのでいきなり使用するのではなく、トリーツなどを使用して慣れさせてから使用しましょう。
- 安定感があるとはいえある程度手で支えてあげるようにしましょう。身長によっては飛び降りようとするわんちゃんもいます。
- 使用方法にも記載しましたが、腰よりも上、おへそ当たりの位置でしっかりとポーチを固定するように装着してください。装着位置が低かったり、締めが弱かったりすると安定感が悪くなるだけでなく、腰痛の原因になります。注意してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか？今回はスリング以外にもわんちゃんを楽に抱っこできる手段として、ヒップシートをご紹介させていただきました。
収納もしっかりとできる上に安定感抜群なのでご興味のある方は是非一度チェックしてみてくださいね！
わんちゃんと飼い主様がどちらも幸せになりますように。
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